会社の同僚から、友人が週末に来るので横浜らしさを感じられるコース教えてほしいと相談がありました。横浜は観光するスポットが多いので具体的にどこに行きたいのかを聞いてコースのプランを立てる必要があります。
・その友人は、20代女性で横浜の観光が初めてであること。
・2時間くらいで横浜らしさを体感できるコースを希望していること。夜は予定があるので昼のみのコースを希望。ランチは不要。
・行きたい場所は、港の見える丘公園、山下公園、中華街、赤レンガ倉庫、みなとみらいのランドマークには行きたいということなので、どちらでも横浜らしさを感じられる堪能できるように、横浜みなとみらいをコースに入れて考えてみました。
ワタシが今回考えたプランは、スタンダードな次のコースです。
港の見える丘公園→山下公園→ホテルニューグランド→中華街→象の鼻パーク→大さん橋→赤レンガ倉庫→汽車道→ランドマークタワーという定番のルートです。
自分で実際に、このコースを回ってきましたので、感想と写真を一緒に掲載します。歩いている途中で、クリーニング業発祥の地などの観光スポットの歴史的な背景も小ネタで入れておきます。
横浜らしさを体感できるのは、港の見える丘公園から横浜みなとみらいへ歩くコース
(横浜みなとみらいコースのみどころ)
・みなとみらい線の元町・中華街を下車して、港の見える丘公園でバラと横浜ベイブリッジの景色、大佛次郎館、神奈川近代文学館を堪能する。
・港の見える丘公園から、人形の家、マリンタワーを通って山下公園へ到着。氷川丸を横目に、チャップリンも泊まった老舗のホテルニューグランドを通って中華街を歩く。
・中華街を見た後、再び山下公園へ戻り、大さん橋の方へ歩く。潮風を感じながら大さん橋、遠くに見えるみなとみらいのランドマーク、観覧車を見て歩いていく。(ここを歩くと横浜に来たという実感が湧くと行ってもらえることが多いです。)
・象の鼻パークを通って赤レンガ倉庫へ。赤レンガから風景を眺めた後、ワールドポーターズの方面へ歩いていく。
・汽車道を通って、クイーンズタワー、横浜コスモワールド(遊園地)を横目にランドマークタワーへ到着する。
元町・中華街改札口から港の見える丘公園へ
まず、みなとみらい線で元町・中華街駅の「5元町口」の改札で降ります。
「6のアメリカ山公園」から、港の見える丘公園に行くことができますが、今回は港の見える丘公園に行った後に山下公園に歩いて行きますので、こちらを利用した方が迷わないと思います。
港の見える丘公園に行くために、右側を歩いて行くと、直ぐにバス停がみえます。この写真中央に歩道橋がみえますが、あとで歩道橋を通って後で山下公園方面に行きます。
さらに先に進むと、ハウスウエディングの山手迎賓館が右側に見えてきます。ここから坂道を上がります。
ちょうど、このあたりで後ろを振り向くとマリンタワーが見えます。かなり傾斜のある坂道なので、裏道を利用していきます。この先に行くとコインパーキングがありますので、そこを左にまがります。
裏の路地になっています。日中はこちらを利用した方が歩きやすいです。この写真の階段を上がったところが、ポートヒル横浜と港の見える丘公園です。
ポートヒル横浜です。ビアガーデンは、6月2日からオープンです。眺めは良いでしょうね。
こちらが港の見える丘公園から見えるベイブリッジの景色です。天気が回復していれば、もっと良い眺めです。夜景も良いです。
近くに横浜ゆかりの作家である大佛次郎館があります。今生誕120年記念を実施しています。代表作に「パリ燃ゆ」「鞍馬天狗」「赤穂浪士」は有名ですね。
大佛次郎の夫人が命名した「ティールーム霧笛」が併設されています。
少し歩きますと、神奈川近代文学館があります。ここから、ベイブリッジの眺めも良いのです。
港の見える丘公園から、マリンタワーと人形の家を通って山下公園へ
ここから、山下公園まで歩いて行きます。先ほど元町・中華街出口から来た裏通りに戻っていきます。階段を下りてゆくとクリーニング発祥の地の碑があります。
開港時から外国人を相手に洗濯業を営む日本人は何人かいましたが、本格的な西洋式洗濯業を始めたのは1861(文久元)年頃の渡辺善兵衛といわれています。
クリーニング発祥の地の碑の目の前の歩道橋をわたって、人形の家、マリンタワーを通って山下公園へ向かいます。
マリンタワーは、1959年横浜港開港100周年記念行事の流れから横浜港を象徴するシンボルを建設しようという計画があり、1961年に建設されました。
右手には人形の家の建物です。人形の家は、100ヵ国以上1万点が展示されているドールミュージアムです。
人形の家の入口の付近です。
ちなみに、2017年6月21日から7月17日まで「FINAL FANTASY PLAY ARTSシリーズ特別展示」しています。FINAL FANTASY PLAY ARTSシリーズの絶版フィギュアやファイナルファンタジーのパネルを展示します。
人形の家のこのオブジェから山下公園がある右側の階段から降りますと、案内図があります。
少し歩くと左側にマリンタワーが近くでみえます。
右側には山下公園があります。少し歩いていきますと、マッカーサーやチャップリンも宿泊したホテルニューグランドが見えます。
正面に見える「HOTEL NEW GRAND」が本館、右側は宿泊棟のタワーとなっています。
山下公園に停泊している氷川丸です。氷川丸は、昭和5年にシアトル航路用に建造された貨客船です。日本郵船歴史博物館のホームページの日本郵船氷川丸に詳しい説明があります。
山下公園は、関東大震災のがれきを埋めてつくられたのです。こちらの水の守護神は、1960年に横浜市の姉妹都市であるアメリカのサンディエゴ市から寄贈されました。
目の前の信号を渡って、まっすぐ歩くと中華街です。
山下公園から中華街へ
中華街です。
豚まんをほおばって歩くのもよし。中華街でおみやげを買うなら月餅はおススメです。ランチに中華街ということでしたら、食べ放題ではなく、老舗のお店に行くことをお勧めします。
関帝廟(かんていびょう)です。三国志の関羽、そろばんを発明したといわれています。商売をする皆さんの心のよりどころとなっています。中華街を散策しておみやげを見た後に、山下公園に戻ります。
山下公園に戻ってきました。ここからみなとみらい方面に歩いていきます。
歩いて行きますと、インド水塔がみえます。このインド水塔は、昭和14年12月に作られました。関東大震災のときに被災した在留インド人が横浜市民から受けた援助に感謝して横浜インド商組合から横浜市へ寄贈されたものです。
奥には、トイレとコンビニエンスストアーがありますので、ここで少し休憩です。休憩したら左側向かうと立札があります。
山下公園から大さん橋、赤レンガ倉庫へ
象の鼻パークまで250メートル、大さん橋まで470メートル、赤レンガ倉庫まで700メートルです。
大桟橋につきましては、こちらの記事をご覧ください。
カップルにおすすめ!24時間360度みなと横浜の風景を満喫できる大桟橋くじらのせなか
大さん橋を横目に見ながら歩きます。
ここを歩きますと、みなとみらいまでの距離が近く感じられます。
左に見えるのが、横浜三塔の1つであるクイーンの愛称で呼ばれている横浜税関庁舎です。他は神奈川県庁舎がキング、横浜開港記念館がジャックという愛称で呼ばれています。大さん橋の国際客船ターミナルには、三塔の絵が描かれていますよ。
赤レンガ倉庫へ到着しました。このまま右奥へいきますと眺めのいい景色をみることができます。赤レンガでお店を見た後にみなとみらいへ向かいます。
赤レンガ倉庫から汽車道を通ってみなとみらいのランドマークタワーへ
しばらくみなとみらいの方面へ歩いて行きますと、立て看板がみえてきます。
右の建物がワールドポーターズです。このまま真っすぐあるくとみなとみらいに行きますが、今回は汽車道を歩いていきますので、左側のナビオス横浜を通っていきます。
ナビオス横浜の下の道を歩いていきます。ランドマークタワーが目の前にみえます。
汽車道です。正面にはランドマークタワー、右側には観覧車が見えます。
クインズタワーとランドマークタワーです。この風景をみると横浜に来たと実感する友人が多いです。
ここで汽車道は終わりです。ここから右側にあるランドマークタワーまでおおよそ2分くらいです。
港の見える丘公園から、歩いて2時間くらいですね。まだ時間に余裕がある場合には、日本丸やカップヌードルミュージアム、ランドマークプラザをぶらり歩いてみるのも良いと思います。
みなとみらい地区の観光は、下記記事を参照ください。
まとめ
久しぶりに港の見える丘公園から、横浜みなとみらいまで歩いてみました。ところどころで、迷わないように写真をのせていますので参考にしてみてください。
時間がある場合には、このプランをベースに行きたい場所を追加していってください。昼間も景色が良いですが、特に夕方から夜にかけて歩きますと、夜景がきれいでGOODですよ。特にクリスマスシーズンは、おススメのコースです。